2024.02.27 12:52Nation

桐島容疑者と断定、書類送検 DNA型鑑定、供述に矛盾なし―逃亡半世紀、連続企業爆破・警視庁

 1970年代の連続企業爆破事件に関与したとして指名手配された過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)を名乗り、その後に死亡した男について、警視庁公安部は27日、同容疑者本人と断定し、殺人未遂と爆発物取締罰則違反の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検した。
 公安部は、桐島容疑者の複数の親族から試料の提供を受け、DNA型鑑定を続けていた。家宅捜索の押収品の分析結果や、生前の任意聴取の内容にも矛盾点はないと判断した。
 送検容疑は75年4月の東京・銀座の韓国産業経済研究所爆破事件や、同2~4月の間組(現安藤ハザマ)本社爆破事件など計5事件に関与した疑い。
 捜査関係者によると、桐島容疑者は「内田洋」の偽名を使い、約40年間にわたり、神奈川県藤沢市の工務店で住み込み勤務をしていた。今年1月に末期の胃がんで入院後、「最期は本名で迎えたい」と実名を告白。公安部の事情聴取にも応じたが、4日後の同月29日に死亡した。
 聴取に対し、桐島容疑者は「事件を後悔しているのか」との捜査員の問いに「はい」と応じ、「一人で逃げていた」などと説明。韓国産業経済研究所爆破への関わりを否定する一方、間組爆破への関与をほのめかしていたという。(2024/02/27-12:52)

2024.02.27 12:52Nation

Dead Man Identified as Suspected 1970s Japanese Bomber


Japanese police have identified a man who died in January as Satoshi Kirishima, a 70-year-old suspect in a series of bombings in the 1970s, people familiar with the investigation said Tuesday.
   The identification came after DNA analysis using samples of several relatives of the man, analysis of seized goods and questioning of him, according to the people familiar with the investigation by Tokyo's Metropolitan Police Department.
   Kirishima is suspected of being involved in a total of five bombing incidents between February and April of 1975, including bombings of a building in Tokyo's Ginza district and the headquarters of a predecessor of Hazama Ando Corp.

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