大学生内定率、86% 人手不足受け高水準―過去3番目・昨年12月時点
厚生労働省と文部科学省は26日、今年3月に卒業予定の大学生の就職内定率について、昨年12月1日時点で86.0%だったと発表した。人手不足が深刻化していることを受けて大都市圏を中心に伸び、前年の同時期と比べ1.6ポイント上昇。過去3番目に並ぶ高い水準となった。
男女別では、男子が前年より2.2ポイント高い85.0%、女子は0.7ポイント高い87.2%。企業は人手の確保を迫られており、厚労省の担当者は「採用意欲は強く、大学生は早期に内定を得やすくなっている」と分析した。
学部別に見ると、文系が86.2%で2.3ポイント上昇した一方、理系は85.4%と1.3ポイント低下した。
大学の所在地別に全国を六つの地区に分けて見ると、4地区が前年を上回った。このうち関東は0.7ポイント上がり、全地区で最も高い90.6%と就職を希望する学生のほとんどが内定を獲得。続く中部は7.5ポイント増の88.4%、近畿は4.3ポイント増の84.7%、中国・四国が1.4ポイント増の80.7%だった。
一方、前年を下回ったのは2地区。北海道・東北が5.0ポイント減の77.4%、九州は2.9ポイント減の83.5%だったが、ともに8割前後の水準に達している。(2024/01/26-17:46)
86 Pct of Job-Seeking Univ. Students in Japan Get Offers
Informal job offers have been given to 86 pct of job-seeking university students in Japan who are set to graduate in March, the labor and education ministries said Friday.
The proportion as of Dec. 1 last year was up 1.6 percentage points from a year earlier, mainly reflecting serious personnel shortages.
The share of male students who secured informal job offers came to 85 pct, up 2.2 points, while that of female students inched up 0.7 point to 87.2 pct.
"Companies' hiring interest is strong, making it easier for students to secure job offers early," a labor ministry official said.
The job offer rate was up 2.3 points at 86.2 pct for those majoring in humanities and social sciences but down 1.3 points at 85.4 pct for science majors.
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