物価高対策、自公に検討指示 予備費活用、結論１７日まで―岸田首相
岸田文雄首相は３日、自民、公明両党に対し、物価高騰を受けた追加対策を検討し、１７日までに結論を得るよう指示した。政府は昨年１０月、電気・ガス料金の補助などを柱とする総合経済対策を策定したが、さらに充実させる。財源は予備費を活用する方向だ。
首相は、自民党の萩生田光一、公明党の高木陽介両政調会長と、国会内でそれぞれ会談。「足元のエネルギーや食料品、飼料の高騰を踏まえ、対応策をもう一度深掘りしてほしい」と求めた。
この後、萩生田氏は記者団に「党の考えをまとめ、政府に打ち返す。作業を始めたい」と強調。高木氏は「現場の声をしっかり受け止めながら対応したい」と述べた。
財源を巡り、松野博一官房長官は記者会見で「国民生活と事業活動を守り抜くため、予備費の使用も含め、必要な追加策を検討していく」と説明した。２０２２年度に予算計上した新型コロナウイルス・物価高対策に関する予備費の残額は約５兆円。（2023/03/03-17:51）
Kishida Seeks Extra Measures to Tackle Soaring Prices
Japanese Prime Minister Fumio Kishida issued an instruction Friday for considering additional measures to ease the impact of soaring prices, apparently looking to the use of reserve funds.
The instruction was issued to Koichi Hagiuda, policy chief of the ruling Liberal Democratic Party. Later in the day, Kishida requested Yosuke Takagi, policy head of Komeito, the LDP's coalition partner, to consider the matter.
Hagiuda told reporters that he was urged to "draw a conclusion (for his party) by the third week of March in light of recent surges in energy, food and animal feed prices."
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