優先権ファンドが買収提案 東芝再編、融資は確約得られず
東芝の経営再建策の入札で、優先交渉権を得た国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が東芝側に買収案を提出したことが7日、分かった。国内の事業会社から出資を募り、2兆円超で株式を買い取ることが柱とみられる。ただ、主力金融機関から同日までに買収資金の融資に関する確約を得られておらず、実現性には不透明感が残る。
JIPは買収資金の調達に向け、中部電力やオリックスなどに出資を打診。自らも出資し、不足する分は融資で補う方針だ。金融機関から融資の確約を取り付ける期限は7日に設定されていた。関係者によると、銀行団との調整は終わっておらず、JIPは引き続き資金の確保に向けて協議を続ける見通し。(2022/11/07-23:28)
Japanese Fund Submits Acquisition Proposal to Toshiba
Investment fund Japan Industrial Partners Inc. has submitted a proposal to Toshiba Corp. to acquire the electronics maker for over 2 trillion yen, sources familiar with the matter said Monday.
JIP, which has been chosen as a preferred bidder by Toshiba, has been approaching nonfinancial Japanese businesses, including Chubu Electric Power Co. and leasing company Orix Corp. , for funds for the acquisition.
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