日産、「不正は事実」と主張 ゴーン被告へ損害賠償請求を準備
日産自動車は、潔白を訴える前会長カルロス・ゴーン被告に対し、「数々の不正行為が認められ、経営者として不適格だ」とする見方を変えていない。社内調査の結果、資金の不適切な支出などで350億円以上の被害が判明したとして、責任を引き続き追及する方針。ゴーン被告は8日、レバノン・ベイルートで開いた記者会見で、「自分にかけられた嫌疑は真実ではない」と主張したが、日産は損害賠償請求など法的手続きの準備を粛々と進める構えだ。
日産の監査委員会が認定した不正は、有価証券報告書への役員報酬の虚偽記載や、会社資金で購入した住宅の私的利用、勤務実態のない親族への報酬支払いなど多岐にわたる。ある日産関係者は「いくら日本の司法制度を批判しても不正は事実で、正当化されるわけではない」と強調。ゴーン被告のレバノンの自宅についても、「所有権は日産にある」として退去を求めていくという。(2020/01/09-00:04)
Nissan Preparing to Seek Compensation from Ghosn
Nissan Motor Co. plans to move forward with legal procedures against former Chairman Carlos Ghosn, including for seeking compensation from him for huge financial losses the company claims to have suffered.
At a closely watched press conference in Beirut on Wednesday, Ghosn, indicted in Japan for a series of alleged financial misconduct, said that the charges filed against him are false.
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