サイバー攻撃、長期化懸念 ロシアのハッカー、インフラ標的
ロシアのハッカー集団「キルネット」によるとみられる日本へのサイバー攻撃が相次いでいる。日本のウクライナ支援に反発し、政府系サイトのほか、東京メトロや名古屋港といった交通インフラを標的とした。日本への「宣戦布告」もしており、攻撃の長期化が懸念される。
キルネットは通信アプリ「テレグラム」上で攻撃対象などの情報を発信している。日本の行政情報のポータルサイト「e―Gov(イーガブ)」などが6日夕に閲覧できなくなり、キルネットが犯行声明を出した。大量のデータを送り付けて障害を発生させる「DDoS攻撃」とみられる。
これを手始めにJCBやミクシィ、ニコニコ動画なども攻撃。翌7日には日本政府に宣戦布告するとの動画を投稿した。その後も東京メトロ、ネット掲示板「5ちゃんねる」が狙われた。キルネットには、日本の金融機関や航空会社などへの攻撃を求める投稿も閲覧者から寄せられている。
セキュリティー事業などを手掛けるアカマイ・テクノロジーズの中西一博氏は「思想的背景を持つハッカー集団は、標的を変えつつ1~6カ月程度、断続的に攻撃することが多い」と指摘。大騒ぎをすれば「攻撃者の思うつぼだ」として、冷静に事態を分析して対策を強化すべきだと話した。(2022/09/11-07:04)
Russian Hackers Feared to Continue Cyberattacks on Japan
There are concerns that Russian hackers may continue cyberattacks on Japan in protest against the Asian country's support for Ukraine.
A series of attacks apparently by a Russian hacker group called Killnet earlier this month targeted Japanese government-related websites and transportation infrastructure systems including Tokyo Metro Co.'s subway network and the Port of Nagoya in central Japan.
On Tuesday evening, the government's e-Gov portal website became unaccessible, and Killnet issued a statement claiming responsibility for the situation.
The hacker group is believed to have launched a so-called DDoS (distributed denial-of-service) attack, sending a massive amount of data to cause disruptions.
Japanese credit card company JCB Co., social media firm Mixi Inc. , the Niconico vide-sharing platform and others also came under attack.
最新ニュース
-
日米豪印、同志国の重要性確認=トランプ政権でも連携継続
-
中国に10%関税検討=EUにも言及、貿易赤字問題視―トランプ氏
-
トランプ氏就任を報道=論評なく事実のみ―北朝鮮メディア
-
米野球殿堂入り・談話
-
首脳会談、早期開催へ調整=日米外相、同盟強化確認
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕