ウクライナ女性、パワハラで提訴 上司から「ロシア企業の回し者」―奈良
物資輸送会社「アカギヘリコプター」(東京都江東区)の契約社員だったウクライナ人女性(27)が、在職中に上司からのパワハラを受けうつ状態になったとして、同社を相手取り、約550万円の損害賠償を求める訴訟を9日、奈良地裁に起こした。
訴状などによると、女性は奈良市内の事業所の契約社員だった2020年1月ごろから、上司の男性に「ロシアの会社の回し者」「野良犬」と言われるなど、日常的に暴言を吐かれた。
今年2月のウクライナ侵攻後、女性がロシアとの取引業務を避けたいと申し出たのに対し、「仕事を選ぶ人間」と非難するメールを同年4月に他の社員に送られた。侵攻についても「ウクライナも悪い」と言われた。
女性は1月以降、同社に上司の配置転換などの措置を求めたが実現されずパワハラは続き、うつ状態と診断された。その後、事業縮小を理由に8月以降の雇用契約を打ち切られたという。
女性は記者会見で「あの日の言葉は何年たっても忘れられない。会社がもう少し対応してくれると期待したが、そうではなかった」と話した。
アカギヘリコプターの話 弁護士に対応を任せており、コメントできない。(2022/09/09-14:53)
Ukrainian Woman Sues Japanese Firm over Harassment
A 27-year-old Ukrainian woman filed a damages lawsuit against a Japanese firm with Nara District Court on Friday, claiming that she fell into a state of depression due to harassment by a male superior when she worked for the firm.
The Ukrainian woman demanded that Akagi Helicopter Co., an air freight company based in Tokyo's Koto Ward, pay her some 5.5 million yen.
According to her complaint and other sources, the superior started hurling abusive remarks toward the woman, who was a contract worker at the company's office in the western Japan city of Nara, on a daily basis around January 2020. He called her "a spy sent from a Russian company" and "a stray dog."
After the start of the Russian invasion of Ukraine in February this year, the woman told the superior that she would like to avoid work related to transactions with Russia.
In response, the superior sent an email to other company workers in April, criticizing her as "a person who is picky at work."
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