ガス・電力会社に資金支援も LNG供給減に備え検討―地下政投銀社長
日本政策投資銀行の地下誠二社長は25日までに時事通信のインタビューに応じ、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」から日本への液化天然ガス(LNG)供給が滞った場合に備え、国内のガス・電力会社に資金支援する検討に入ったと明らかにした。ロシアからのLNGの代替調達に伴う資金調達などを支援することで、各社の経営への影響を和らげたい考えだ。
地下氏は「LNGが不足したり、単価が上がったりすることで、場合によっては経営問題になる可能性もある」と指摘。「(供給減などの)事態が起こらないのが最もよい」としつつ、必要に応じて迅速に融資や、劣後ローンといった資本性資金などを振り向け、資金需要に応じる考えを示した。(2022/07/26-00:10)
DBJ to Help Utilities if LNG Supply Disrupted
The Development Bank of Japan is considering helping Japanese gas and electricity companies financially if liquefied natural gas supply from the Sakhalin-2 oil and gas project is disrupted, Seiji Jige, president and CEO of the government-backed lender, said in a recent interview with Jiji Press.
The DBJ aims to help the utilities replace Russian LNG with alternative sources so that they are not badly affected by the possible disruption of LNG supply from the project, Jige said.
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