スマホ「転売ヤー」、対策必要 割引目的で乗り換え―総務省会議
総務省は7日、携帯電話市場の競争環境について検証する有識者会議を開き、スマートフォンを割引価格で入手するため回線契約の乗り換えを繰り返し、端末を売却する「転売ヤー」への対策が必要だとの検討方針案をまとめた。携帯各社には防止策の検討と実施状況の報告を求める。
携帯ショップでは、新規や他社からの乗り換え客を獲得するため、端末を「1円」など大幅な割引価格で販売することがある。転売ヤーはこうした端末を狙い、契約の乗り換えを繰り返している。
有識者会議は「人気端末が買い占められ、真の利用者が入手できない」などと問題視。各社に対策を求め、改善が見られない場合は必要な措置を検討する考えを示した。
また、販売店が契約実績を増やすため利用者に不要な乗り換えをさせている事例もあるとして、対策を求めた。(2022/06/07-17:49)
Japan Panel Calls for Measures against Smartphone "Scalping"
An expert panel of Japan's communications ministry proposed Tuesday that countermeasures be taken against the problematic reselling of smartphones called "scalping."
Mobile phone stores often sell handsets at a steep discount for first-time buyers and those switching from different carriers. Sometimes, devices are sold for 1 yen.
Cashing in on these opportunities, scalpers switch carriers repeatedly to make profits from reselling handsets.
The panel specifically urges carriers to consider preventive measures and report on how they are being implemented, threatening to take "necessary steps" unless the situation improves.
"Popular smartphone models are being scooped up, and real users have been unable to buy them," an expert said.
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