2019.12.17 21:39Nation

池江璃花子選手が退院　２４年パリ五輪目指す―競泳

　２月に白血病を公表して治療に専念していた競泳女子の池江璃花子選手（１９）＝ルネサンス＝が退院したと、マネジメント会社が１７日に発表した。直筆のメッセージも公表し、今後については「２０２４年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたい」としている。当初出場を目指していた東京五輪は断念する。
　池江選手は「つらくて長い日々でしたが、皆さまからの励ましのメッセージを見て、早く戻りたいと強く思うことができました」と感謝の言葉を述べた。「突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、病気になったからこそ学んだことが本当にたくさんありました」と前向きな気持ちを表した。

　病名は急性リンパ性白血病だと初めて明かした。化学療法による治療を続けていたが、合併症を併発したため造血幹細胞移植を行って回復に努めてきたという。症状が治まる寛解（かんかい）と診断されてから体調も安定したため、今月上旬に退院に至った。今後も通院して治療を続ける。水中練習復帰の時期は未定で、当面は陸上トレーニングなどによる体力づくりに取り組む。
　池江選手は１６年リオデジャネイロ五輪の１００メートルバタフライで５位に入り、１８年ジャカルタ・アジア大会では６冠を獲得し、最優秀選手に輝いた。長水路と短水路を合わせて個人１１種目で日本記録を持つ。今年４月に日大に進学した。（2019/12/17-21:39）

英文版に切り替え

2019.12.17 21:39Nation

Swimmer Ikee Leaves Hospital after Leukemia Treatment

Twitter

Facebook

LINE

Prominent Japanese swimmer Rikako Ikee, diagnosed with leukemia in February, has left hospital, her management firm said Tuesday.
   Ikee also posted the image of a handwritten message on social media, which said she "wants to work toward a goal of competing in the 2024 Paris Olympics and win a medal."
   The 19-year-old swimmer is seen giving up the idea of joining the 2020 Tokyo Olympics.
   In the message, Ikee said she went through long and tough days but that encouraging messages from fans made it possible for her to strongly wish for an early comeback.
   "Some might have thought I lost a lot as I left the pool, which I like so much, suddenly," she said. "But I've learned really many things from having the disease."