アサヒビールが数量公表取りやめ 来年から、首位陥落回避?
アサヒビールは17日、ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)販売数量実績の公表を年内で取りやめ、2020年1月から金額ベースに切り替えると公表した。数量のシェア争いから離脱し、利益に軸足を置く狙い。販売不振を背景に2位キリンビールがアサヒに迫る中、今後の実績次第で18年まで9年連続で守った「首位」の陥落を回避する思惑もありそうだ。
アサヒの塩沢賢一社長は東京都内で記者会見し、公表中止の理由について「長年(数)量を追い続けてきたが、利益維持のために現場の意識を変えないといけない」と説明。具体的には、ビール、発泡酒、第三のビールに関し毎月の各数量の前年同月比増減率の公表をやめ、3種のビール類合計販売額の増減率に変更する。
消費者や業界の関心を集めてきたキリンとの「首位」争いは、各社増減率などの自主的な公表に基づき推計が可能。サントリービールなど残りの大手3社は数量ベースの公表を続ける予定だが、アサヒの指標変更で事実上不可能となる。(2019/12/17-18:58)
Asahi Breweries to Stop Disclosing Sales Volume Data
Asahi Breweries Ltd. said Tuesday that it will stop releasing monthly sales volume data for its beer and quasi-beer products this month, switching to the disclosure of the value of sales from January.
The major Japanese beer maker is apparently intending to put more emphasis on boosting its profitability while moving out of the race for market share in terms of volume.
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