チリ人元交際相手の公判開始 筑波大生不明事件―フランス
【ブザンソン(仏)時事】フランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生の黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明になった事件で、殺人罪に問われているチリ人の元交際相手ニコラス・セペダ被告(31)の公判が29日、ブザンソンの裁判所で行われた。判決は4月12日に言い渡される見通し。
セペダ被告は法廷で「愛海さんを殺害していないと明確に申し上げる」と罪状を否認。「愛海さんが行方不明になってから、彼女のことを考えない時はない」と涙を浮かべながら語った。同被告はこれまでの取り調べに対し、一貫して関与を否定している。
黒崎さんは、セペダ被告と夕食を共にしたことが監視カメラの映像で確認された。その後、黒崎さんが住んでいた寮に2人で向かったとみられるが、それ以降の消息は途絶えている。セペダ被告は直後にチリへ帰国した。
仏検察は、セペダ被告が恋愛感情のもつれから黒崎さんを殺害したとみて、チリ当局に引き渡しを要請。同被告は20年7月、仏側に身柄を移され、21年2月に起訴された。(2022/03/29-20:37)
Trial of Chilean Ex-Boyfriend of Missing Japanese Begins in France
The murder trial of a Chilean former boyfriend of a Japanese woman who went missing while studying in Besancon in December 2016 began at a court in the eastern France city on Tuesday.
The court is expected to hand down a ruling on April 12.
French prosecutors suspect that the Chilean man, Nicolas Zepeda Contreras, 31, killed the Japanese woman, Narumi Kurosaki, due to trouble in their relationship.
During the investigation, Zepeda consistently denied the charges against him.
Kurosaki, who was a student of the University of Tsukuba in the eastern Japan prefecture of Ibaraki, went missing after having dinner with Zepeda, as shown by security camera footage.
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