東芝、綱川社長が退任 分割案で混乱、経営陣刷新
東芝は1日、綱川智社長と畠沢守副社長が同日付で退任したと発表した。綱川氏の後任には島田太郎執行役上席常務が昇格し、副社長には東芝エレベータの柳瀬悟郎社長が就任した。昨年11月に発表した会社分割案に大株主が反対するなど混乱が続いており、経営体制を刷新して立て直しを進める。
綱川氏は取締役会議長、畠沢氏は取締役にとどまる。東芝は今年2月にグループを3分割する計画を2分割案に修正すると発表した。2023年度下半期に半導体などの「デバイス」事業を分離する一方、発電機器などを手掛ける「インフラサービス」を東芝本体に残す方針を示し、今月24日の臨時株主総会で株主の意向を確認する。
島田氏は1日の記者会見で、分割計画を予定通り実施する考えを示した。その上で、「東芝の魅力は技術開発力。今までにないサービスの提供ができる会社に変貌させていきたい」と抱負を述べた。
綱川氏は会見で、「新体制が見えないと(臨時総会で分割計画に対し)投票しにくいという声があった」と説明。指名委員会のレイモンド・ゼイジ委員長は、社外の候補者を採用した場合には分割計画の実行に悪影響があり、社内から選定したと明らかにした。(2022/03/01-18:40)
Toshiba President Tsunakawa to Step Down
Toshiba Corp. President Satoshi Tsunakawa will step down, it was learned Tuesday.
Mamoru Hatazawa, corporate senior executive vice president of the Japanese electronics maker, will leave his post too, informed sources said.
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