対国民民主、自公で連携 茂木氏「真摯に対応」
自民、公明両党は24日の幹事長・国対委員長会談で、2022年度予算案に賛成した国民民主党に連携して対応していく方針を確認した。自民党は今後、国民から新たな政策提案などがあれば、柔軟に応じて協力を模索する考えだ。
会談では国民の予算案賛成を「よかった」と歓迎し、「これからのことについては国民から話がある可能性もある。しっかりと自公で連携しながら取り組んでいく」と申し合わせた。自民党の高木毅国対委員長が記者団に明らかにした。
国民が政権に協力姿勢を示したことで、自民党には「野党を分断できる」と期待する向きがある一方、連立を組む公明党には警戒感がにじむ。自公関係は参院選協力をめぐりぎくしゃくしているが、まずは幹部間で結束を確認した形だ。
自民党の茂木敏充幹事長は茂木派会合で「国民から政策面で申し入れ、提言があれば真摯(しんし)に対応しなければいけない」と述べた。麻生太郎副総裁も麻生派会合で「予算案への賛意の幅が広がるのは歓迎すべきことだ」と語った。
安倍晋三元首相は安倍派会合で、公明党との関係に触れ「しっかりとした信頼関係と協力関係の上に参院選勝利を目指さなければならない」と指摘した。(2022/02/24-16:59)
Japan Ruling Camp Welcomes DPFP's Vote for Draft Budget
Japan's ruling bloc Thursday welcomed the opposition Democratic Party for the People's unusual measure of voting for the government's fiscal 2022 draft budget at the House of Representatives two days before.
At a meeting of their secretaries-general and parliament affairs heads, the Liberal Democratic Party and Komeito also confirmed that they will discuss cooperating with the DPFP in other areas flexibly if the opposition party makes policy proposals.
The DPFP voted for the budget at the lower chamber of the Diet, the country's parliament, Tuesday after taking a similar action at the chamber's Budget Committee the previous day.
The unusual moves for a Japanese opposition party have upset other opposition parties.
"It was a very grave decision, not like ones that opposition parties make," Kenta Izumi, leader of the main opposition Constitutional Democratic Party of Japan, said Monday.
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