コロナ死者数、前月比50倍超 「第6波」増加ペース加速
新型コロナウイルス感染による死者が急増している。2月1~16日に確認された全国の死者は2175人に上り、前月同時期(40人)の約54倍となった。1日当たりの死者数が200人を上回ることもあり、「第5波」までに経験しなかった増加ペースに直面している。
死者は昨年10月下旬から今年1月中旬にかけては1桁の日も多く、低い水準で推移していた。しかし、2月1日に70人が確認されると、4日は103人に増加し、約8カ月ぶりに100人を超えた。同日以降は6日を除き、いずれも100人を上回り、15日は過去最多の236人となった。
国立感染症研究所の脇田隆字所長は、オミクロン株の流行に伴う「第6波」のピークは2月上旬に越えたとの見方を示す一方、「遅れて死亡者数のピークが来る」と警鐘を鳴らす。しばらくは死者数が高止まりする恐れがあり、予断を許さない状況だ。
厚生労働省が2月8日時点でまとめたデータによると、死者1万9410人のうち70代以上が81%を占め、依然として高齢者が多い。30代以下は計124人で、全体の0.6%にとどまる。
厚労省専門家組織のメンバーは、第6波の死者について「高齢者が増えている。新型コロナが重症化するというよりは、感染したことで持病が悪化したりしている」と指摘。高齢者施設での集団感染などに注意するよう呼び掛けている。(2022/02/17-14:04)
COVID-19 Death Toll Surging in Japan
The number of deaths linked to COVID-19 in Japan has been surging, and an expert warned that the toll could remain elevated for the time being.
COVID-19 fatalities in the country grew by 54-fold to 2,175 in the first 16 days of February from 40 a month before.
The daily toll had been low between late October and mid-January, not exceeding 10 in many days.
The number, however, hit 70 on Feb. 1 and 103 on Feb. 4, exceeding 100 for the first time in some eight months. The figure has since stayed above 100, except for Feb. 6, reaching a record 236 on Tuesday.
While the sixth wave of COVID-19 infection brought by the omicron variant peaked out in early February, the death count's peak will come later, said Takaji Wakita, director-general of the National Institute of Infectious Diseases.
最新ニュース
-
石破首相が帰国
-
渋谷パルコで男性が転落死=通行人に直撃、搬送―警視庁
-
ロシア領内で北朝鮮兵2人捕虜=キーウに初めて移送―ウクライナ大統領
-
ロシア領内で北朝鮮兵2人捕虜=キーウに初めて移送―ウクライナ大統領
-
三木が2位=スノーボードW杯
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕