NHK、「字幕は誤り」と報告公表 ディレクターら6人を懲戒―五輪ドキュメンタリー番組で
NHK・BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」で不適切な字幕が使われた問題で、同局の調査チーム責任者を務める松坂千尋専務理事は10日、記者会見し、「字幕の内容は誤りだった」との調査報告を公表した上で「深くおわび申し上げる」と陳謝した。
併せて、大阪放送局のディレクターとチーフ・プロデューサーをそれぞれ停職1カ月、専任部長を出勤停止14日とするなど関係者計6人の懲戒処分も発表した。
同番組は、東京五輪公式記録映画の総監督を務める河瀬さんらに密着。映画スタッフがある男性を取材した場面で、「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」との字幕が付けられた。
同局は1月に調査チームを立ち上げ、関係者にヒアリングを実施。その結果、「男性が五輪反対デモに参加したという確証は得られなかった」として、字幕が誤りだったと判断した。(2022/02/10-19:50)
NHK Admits Inappropriate Subtitles in Olympic Documentary
Japanese public broadcaster NHK admitted in a report released Thursday that subtitles in a documentary program related to the Tokyo Olympics were inappropriate.
"We deeply apologize," Chihiro Matsuzaka, executive director of NHK, or Japan Broadcasting Corp., told a news conference. He was in charge of an internal investigation on the matter.
Matsuzaka also announced punishments for six related NHK officials including a director and a senior producer at NHK's Osaka bureau in western Japan, both of whom will be suspended from duty for a month.
The NHK BS1 program mainly featured Japanese film director Naomi Kawase serving as the general director of the official documentary film of last summer's Tokyo Olympics.
The program contained subtitles reading "a man who said he is participating in an anti-Olympic demonstration" and "(he) revealed (he was) paid for the participation."
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