ゾルゲ遺骨、北方領土に埋葬計画 ロシア外相が明かす
【モスクワ時事】ロシアのラブロフ外相は26日、太平洋戦争前に日本で活動し、摘発された旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲの遺骨に関し、「サハリン州南部、クリール諸島南部に埋葬し直す構想がある」と明らかにした。クリール諸島南部はロシアが実効支配する北方領土を指す。ゾルゲの墓は東京の多磨霊園にある。
ラブロフ氏は下院本会議で発言した。この問題について日本側に「最終的かつ前向きな解決策を求めている」とも語った。
ゾルゲは1933年にドイツ人記者を装って来日し、日本の対ソ政策などを探った。41年に逮捕され、44年に東京で処刑された。ロシアではプーチン大統領が旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身ということもあり、ゾルゲを評価する動きが強まっている。(2022/01/27-17:20)
Russia Eyes Transfer of Soviet Spy's Remains to Disputed Isles
Russian Foreign Minister Sergei Lavrov has disclosed the idea of transferring the remains of Soviet spy Richard Sorge from Tokyo to the northwestern Pacific islands disputed with Japan.
Speaking before the lower chamber of Russia's parliament Wednesday, Lavrov said that there is an idea that Sorge's remains will be moved to the southern Kuril island region and buried there.
The region refers to the Japanese-claimed islands off Hokkaido, seized by Soviet troops in the closing days of World War II.
Russia is asking Japan to finally resolve the issue in a positive way, Lavrov said.
Sorge, disguising himself as a German journalist, arrived in Japan in 1933 to gather information on the country's Soviet policy and other matters.
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