牛丼チェーン、相次ぎ値上げ 米産肉高騰、すき家も発表
大手牛丼チェーンが相次いで値上げに踏み切っている。中国の需要増を背景とした米国産牛肉価格の高止まりに加え、原油高による物流費上昇などが追い打ちをかけた。20日には最大手のすき家も値上げを発表。安価で素早く食べられるのが特徴だった「庶民の味方」としての値頃感が、足元で急速に薄れつつある。
すき家は23日午前9時から、一部店舗を除いて「牛丼」並盛りを現在より50円高い400円とする。並盛りの値上げは2015年4月以来、約6年半ぶりだ。
吉野家は10月下旬に値上げを実施。387円だった「牛丼」並盛りの店内価格は426円となった。松屋フーズは9月下旬、320円だった「牛めし」並盛りを380円に引き上げた。
牛肉は中国など世界的な需要拡大や、干ばつの影響でオーストラリア産の出荷が減ったことに伴い、米産の需給が逼迫(ひっぱく)。牛丼に使われるショートプレートと呼ばれるバラ肉は、冷凍品の卸売価格で1キロ当たり1000円を超え、今春以降は前年同月を約6~8割上回る水準で推移している。
さらに、原油高で物流費や持ち帰り容器のコストも上昇している。業界関係者からは「世界的に見れば、ワンコイン(500円)で外食できる状況の方が異常だ」として、値上げはやむを得ないとの受け止めもある。(2021/12/21-07:12)
Gyudon Prices Increasing in Japan
Japanese "gyudon" beef-on-rice restaurant chains are raising prices, making the popular dish less affordable.
The price increases have been driven by higher U.S. beef prices amid growing global demand and bulging logistics costs due to rising crude oil prices.
最新ニュース
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕