「男・女らしさ」思い込み気付いて 啓発へチェックシート作成―内閣府
「男性なら残業は当たり前」「女性の上司には抵抗がある」。職場や家庭での性別に基づく無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)について認識を深めてもらうため、内閣府はチェックシートと事例集を作成した。公式ホームページ(HP)で公開し、地方自治体や民間企業、教育現場などで幅広く活用してもらう狙いだ。
同府が8月に実施した調査では、回答者の76.3%が無意識の思い込みについて「ある」と回答。「男性は仕事」「女性は家事」といった固定観念が男女双方に根強く残る現状が明らかになった。
チェックシートには「大きな商談は男性がやる方がいい」「親の介護は女性がするべきだ」など、さまざまな状況を想定した計23項目を提示。一つでも当てはまる場合はバイアスが「ある」と判断される。
事例集では、調査結果のデータを棒グラフ形式で分かりやすく紹介。有識者による解説も盛り込み、教材や研修の資料として使いやすいよう工夫した。
同府は来年度以降、全国の自治体向けセミナーの開催なども予定。担当者は「若い世代では意識が変わってきているが、バイアスが引き継がれている部分もある。解消に向けた取り組みを進めたい」と話している。(2021/12/20-05:30)
Japan Govt Makes Checklist on Unconscious Gender Biases
Japan's Cabinet Office has made a checklist and a collection of case examples to help raise the public's awareness about unconscious biases based on gender at the workplace and home.
The Cabinet Office hopes that the materials, published online, will be used widely at local governments, private companies and schools.
In a survey conducted by the Cabinet Office in August, 76.3 pct of respondents said they have an unconscious bias. It showed that both men and women have stereotypes, such as "men should work" and "women should do housework."
The checklist has 23 boxes on various situations, including "men should do big business negotiations" and "women should take care of their parents."
A person who checks any one of the boxes is considered that they have an unconscious bias.
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