「腕良い職人」突然退職 近所付き合い乏しく―大阪ビル放火・谷本容疑者
大阪市北区のビル火災で、殺人と現住建造物等放火の疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)は、10年ほど前まで同市淀川区の板金工場に勤務し、腕の良い職人と評価されていた。妻と子供2人がいたが離婚。現場から約3.5キロ離れた西淀川区の3階建ての一軒家に、1人で住んでいたとみられる。
勤務していた工場の社長(78)によると、谷本容疑者は約20年前、求人広告に応募してアルバイトとして働き始めた。腕が良く経験もあったためすぐに正社員となり、屋根修理などに従事した。約7年後、「やりたいことがある」といったん退職したが、1年ほどして戻ってきた。
社長は「まじめな性格で責任感が強い。仕事(の仕上がり)もずばぬけてきれいで、優秀な職人だった」と振り返った。大きなトラブルはなかったが、離婚前後に無断欠勤するように。復縁を望んだがかなわなかったといい、2010年ごろに突然退職し、連絡も途絶えたという。
当時住んでいた西淀川区のマンションの近隣住民によると、近所付き合いは少なかったという。上の階の住民は「言葉遣いも丁寧で、普通の人でした」と言葉少なに話した。
一軒家には最近、住むようになったとみられ、近所の住民に自転車で出掛ける様子がたびたび目撃されていた。ビル火災の約30分前には、2階の一室が燃え消防車が出動するぼや騒ぎがあり、府警によると放火の疑いがあるという。(2021/12/20-07:02)
Osaka Arson Suspect Suddenly Quit Job as Metal Worker
The man suspected of starting Friday's fatal fire at a clinic in the western Japan city of Osaka quit his job as a sheet metal worker suddenly about 10 years ago.
Morio Tanimoto, 61, whom police identified as the suspect Sunday before obtaining an arrest warrant, was a highly skilled sheet metal worker at a factory in Osaka.
He had a wife and two children but divorced. He is believed to have been living alone recently in a three-story house in the city about 3.5 kilometers from the building that housed the mental health clinic.
Tanimoto started working at the factory in the same city about 20 years ago as a part-timer after responding to a help-wanted advertisement, according to the 78-year-old president of the factory.
As he had strong skills and experience, he soon became a regular employee. He engaged in roof repair and other work.
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