入国禁止、全世界に拡大 オミクロン株で水際強化―３０日から適用・政府
岸田文雄首相は２９日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がっていることを受け、アフリカ９カ国に限定している外国人の入国禁止を全世界に拡大すると発表した。３０日午前０時から適用する。
岸田首相は首相官邸で記者団の取材に応じ、「最悪の事態を避けるために緊急避難的な予防措置として、外国人の新規入国は３０日午前０時より全世界を対象に禁止する」と説明。オミクロン株感染が確認された１４カ国・地域からの帰国者に対し、厳格な隔離措置を行うことも明らかにした。
外国人の新規入国を原則停止している日本政府は、外国人ビジネス関係者や留学生、技能実習生の新規入国を１１月８日から例外的に解禁。しかし、オミクロン株の発生を受け、南アフリカなど９カ国にはこの例外を認めないことにしている。政府はこの措置を全世界に広げる。（2021/11/29-13:39）
Japan to Boost Border Measures over Omicron Variant: Kishida
The Japanese government is considering tighter border control measures as fears grow over the new omicron strain of the novel coronavirus spreading around the world, Prime Minister Fumio Kishida said Monday.
"We will announce new measures at an appropriate time," Kishida told reporters at the prime minister's office. "We are dealing with the situation with a strong sense of crisis," he said.
Japan will start administering third shots of COVID-19 vaccines Wednesday as planned, Kishida said while noting that experts are examining the effectiveness of the vaccines against the omicron variant, first detected in South Africa.
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