日航、1460億円の赤字 2年連続、コロナ禍長期化―22年3月期
日本航空は2日、2022年3月期連結業績予想(国際会計基準)について、純損益が1460億円の赤字になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染拡大が長期化し、旅客需要の回復が遅れている。赤字は2年連続。黒字転換を見込んでいたANAホールディングスも先月29日、純損益を1000億円の赤字に下方修正。航空大手では依然厳しい経営状況が続いている。
日航は売上高に当たる売上収益を前期比6割増の7660億円と予想。ワクチン接種の進展などで旅客の回復を見込み、22年1~3月期の平均需要は国内線がコロナ前に比べ約90%、国際線が約20%と見通した。
ただ、緊急事態宣言の発令で利用客が落ち込んだ上半期の不振が重しとなり、純損益の黒字転換には至らない。日航は2日、採用抑制などで格安航空会社(LCC)を除くグループ人員を20年度末の約3万6000人から22年度末に3万3500人規模に減らすと明らかにした。
菊山英樹専務は記者会見で、実際の需要が想定から乖離(かいり)した場合には「(人件費をはじめ)あらゆるコスト削減の可能性を検討する必要がある」と述べた。
同時に発表した21年9月中間連結決算は、純損益が1049億円の赤字(前年同期は1612億円の赤字)となった。旅客需要が落ち込んだ半面、貨物収入は前年同期から8割伸びた。(2021/11/02-20:26)
JAL Bracing for 146-B.-Yen Net Loss for FY 2021
Japan Airlines said Tuesday it expects to report a group net loss of 146 billion yen for fiscal 2021 to next March, with the prolonged novel coronavirus crisis leading to a slow recovery in air travel demand.
The major Japanese airline will thus log a net loss for the second straight year.
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