日本郵政、「かんぽの宿」売却 ３２施設、総額８８億円で―来年４月
日本郵政は１日、経営不振の宿泊施設「かんぽの宿」を売却すると発表した。営業中の３３施設のうち３２施設について来年４月の売却を決定。残る１施設も関係自治体と売却を協議しており、かんぽの宿の運営・管理事業から撤退する。売却先はホテル運営のマイステイズ・ホテル・マネジメントなど。総額は約８８億円に上る。
記者会見した増田寛也社長は、２００７年１０月の郵政民営化後の１４年間でかんぽの宿事業の累積赤字が６５０億円に上っていると明らかにした上で、「（郵政グループとして）事業ポートフォリオの転換が不可欠だと判断した」と述べた。
一方、かんぽの宿が雇用などの面で地域経済に果たす役割を考慮し、２年間の営業と雇用の継続を売却の条件としていると説明した。（2021/10/01-16:38）
Japan Post to Sell All "Kanpo no Yado" Inns
Japan Post Holdings Co. has said it will sell 32 of its operating 33 "Kanpo no Yado" inns and hotels in April 2022 for 8.8 billion yen.
The facilities will be sold to Tokyo-based Mystays Hotel Management Co. and other companies, Japan Post said Friday.
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