有識者会議に伊藤氏起用 事務方トップに一時浮上―デジタル庁
デジタル庁は7日、日本のデジタル化を検討する有識者会議「デジタル社会構想会議」を設置し、実業家の伊藤穣一氏ら12人をメンバーとして起用したと発表した。政府は一時、事務方トップのデジタル監に伊藤氏を充てる方向で調整したが、過去の資金支援問題で見送られていた。
伊藤氏は、多数の少女への性的虐待などの罪で起訴された米資産家から支援を受けたことで米研究機関所長を辞任した。デジタル庁は今回の起用について伊藤氏のインターネットに関する専門性を理由に挙げた上で、「会議は助言をしてもらうもので意思決定機関ではない」と説明した。
有識者会議の座長には、「日本のインターネットの父」と呼ばれる村井純慶応大教授が就任。IT業界からはZホールディングスの川辺健太郎社長や楽天グループの三木谷浩史会長兼社長、地方自治体の首長では平井伸治鳥取県知事と池田宜永宮崎県都城市長が入った。「世界最高齢のアプリ開発者」として知られる若宮正子氏も選ばれた。
有識者会議は、全閣僚をメンバーとする「デジタル社会推進会議」に政策に関して助言するのが役割。(2021/09/07-21:50)
Japan Digital Agency Sets Up Expert Panel
Japan's Digital Agency has launched a panel of experts to discuss ways to promote digitalization in the country, naming 12 members, including entrepreneur Joichi Ito.
The government initially planned to name Ito to the top administrative post at the agency, launched on Sept. 1. But the plan was scrapped due to a past financial problem involving him.
Ito resigned as chief of a U.S. research institution in 2019 as he had received financial assistance from disgraced late U.S. financier Jeffrey Epstein, who was indicted for sexually abusing girls.
Announcing the launch of the expert panel Tuesday, the agency cited Ito's internet-related expertise as the reason for naming him as a member. The panel is an advisory body, not a decision-making institution, the agency said.
The panel is headed by Keio University professor Jun Murai, known as the father of the internet in Japan.
最新ニュース
-
標準化支援基金、5年延長=改定基本方針を閣議決定―政府
-
安保審査、結論出ず=米大統領が判断へ―日鉄のUSスチール買収
-
交付税なし、76自治体に=24年度の配分額再算定―総務省
-
円相場、157円16~18銭=24日午前9時現在
-
佐々木、レンジャーズと面談=米大リーグ
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕