電流遮断器でも検査不正 三菱電、05年ごろから
三菱電機は1日、工場の機械などで使われる電流を遮断する「低圧遮断器」の一部製品について、認証機関による定期検査で不正を行っていたことが判明したと発表した。検査不正は2005年ごろから21年にかけて行われ、その間に計約243万台が出荷されたという。同社では、鉄道車両用や業務用の空調装置などで検査不正が次々と明るみに出ている。
社内調査により不正が発覚したのは福山製作所(広島県福山市)で製造する9機種。いずれも米国の第三者機関による認証を受けた。しかし、認証取得後に定期的に行われる検査で、量産品とは異なる部品をサンプルに使用したり、規定条件よりも低い電圧で遮断試験を行ったりしていた。
三菱電機は不正発覚後に出荷を停止。認証機関による適切な方法での再検査を受けた上で、8月27日までに順次出荷を再開した。同社は「深くおわび申し上げます」とコメントした。(2021/09/01-19:54)
Mitsubishi Electric Commits Another Inspection Misconduct
Mitsubishi Electric Corp. on Wednesday unveiled fresh product inspection misconduct involving low-voltage circuit breakers chiefly for machinery.
An in-house investigation found that samples of nine models of low-voltage circuit breakers used parts different from those used in mass-produced products or were tested with voltages below required levels so they could pass follow-up inspections by the Underwriters Laboratories, an independent U.S. safety certification body, Mitsubishi Electric said.
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