ワクチン接種、敬遠11% 7割超「副反応心配」―国立精神センター調査
新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、接種を受けたくないと考える人が約11%いることが5日、国立精神・神経医療研究センターなどの全国調査で分かった。約74%が副反応への心配を理由に挙げた。接種を敬遠する傾向は、特に若い女性で強く見られた。
調査は同センターや福島県立医科大などの研究グループが実施。2月にインターネットを通じて全都道府県の15~79歳の2万6000人にアンケートし、約2万3000人の回答を集計。全体の11.3%が「受けたくない」と回答した。「受けたい」は35.9%、「様子を見てから受けたい」は52.8%だった。
接種を受けたくないと答えた割合を男女・年齢別に見ると、女性は15~39歳が15.6%で最も高く、40~64歳が13.2%、65~79歳が7.7%と続いた。同様に男性は14.2%、10.6%、4.8%となり、男女とも年齢群が低いと接種敬遠の割合が高かった。
「受けたくない」と答えた理由を複数回答で尋ねると、最多は「副反応が心配」(73.9%)だった。「あまり効果があると思わない」(19.4%)などのほか、「インターネット交流サイト(SNS)やメディアで勧められた」(2.8%)との回答もあった。
接種をめぐっては、SNSで「不妊につながる」などのデマも見られる。同センターの大久保亮室長(臨床疫学)は「特に若い人は情報源をSNSだけに頼るのではなく、厚生労働省のホームページを見るなどして広げてほしい。国も正確な情報が多くの人に届くよう、より工夫するべきだ」と指摘している。(2021/07/05-14:37)
11 Pct of Japanese Shy Away from COVID-19 Vaccines: Poll
Some 11 pct of people in Japan do not want to receive vaccinations against the novel coronavirus despite progress on COVID-19 inoculation programs, a nationwide survey showed Monday.
About 74 pct of such people expressed concerns over adverse effects of vaccine shots, according to the survey conducted by a group of institutions including the National Center of Neurology and Psychiatry and Fukushima Medical University.
Those unwilling to receive COVID-19 vaccinations included many young women, according to the survey.
The online survey was conducted in February, covering 26,000 people aged between 15 and 79 across the country. The survey results reflected answers from some 23,000 of them.
The proportion of respondents unwilling to receive COVID-19 vaccinations stood at 11.3 pct, while those hoping to get vaccinated accounted for 35.9 pct.
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