豊洲仲卸の移動販売が好調 市場自慢の魚、自宅でどうぞ
新型コロナウイルスの影響で、厳しい経営が続く東京・豊洲市場(江東区)の仲卸業者が、市場を出て都内各地で魚を販売し、人気となっている。住宅街で豊洲お薦めの魚を専門業者から直接買えるとあって、リピーターも増えている。
同市場の仲卸「泉久」は、市場の開場日に都内を中心に1日2、3カ所で移動販売を実施。冷蔵庫付きの軽トラックで、許可を得た住宅地の駐車場に向かい、刺し身や水産加工品などを売っている。
マグロやキンメダイなどの刺し身パックや、3、4種の盛り合わせのほか、かす漬けや「西京漬け」の魚の切り身、イクラやタラコといった魚卵など商品は50種以上に及ぶ。
泉久の二村久義社長は、客に旬の魚を薦めるだけでなく「サーモンやヒラメ、タイなどの刺し身は、オリーブオイルや岩塩を付けるとおいしい」などと伝えながら販売。多い日には100人近い客が訪れるという。
一方、仲卸「倉田商店」は、加熱調理した魚介の弁当や総菜を移動販売。昼はオフィス街で魚料理中心の弁当を扱い、午後5時ごろには住宅街でさまざまな魚介の総菜を用意。晩ご飯のおかずや酒のつまみにもなる魚料理をキッチンカーで販売し、好評となっている。
新型コロナ感染がいつ収束するか分からないだけに、「市場で料理店などの仕入れを待つだけでなく、今後も市場を出て魚を販売していきたい」(倉田俊之社長)と話している。(2021/05/08-13:31)
Toyosu Wholesalers Attract Retail Customers outside Market
Intermediate wholesalers of fishery products at Tokyo's Toyosu market is finding new demand from retail customers outside the market, where trading has been sluggish due to the novel coronavirus epidemic.
Opportunities to buy Toyosu specials from professionals are attracting repeat customers in residential areas in the Japanese capital.
Izukyu, one of such wholesalers, sells products at two to three locations per day mainly in Tokyo when the Toyosu market is open. Under permission, a food truck equipped with a refrigerator operates a pop-up shop at a residential area parking lot.
More than 50 items are available at the truck-based shop, including tuna and alfonsino sashimi, assortment of sashimi, fish fillets pickled in sake lees or sweet miso, salmon roe and cod roe.
Hisayoshi Nimura, president of Izukyu, not only recommends his choice of seasonal fish to customers but also gives them advice on good seasoning for sashimi.
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