日本の酸素濃縮器届く 医療崩壊インド支援
【ニューデリー時事】新型コロナウイルスの感染「第2波」に苦しむインドに8日、日本政府が供与する支援物資の第1弾として、酸素濃縮器100台が到着した。首都ニューデリーをはじめ、医療用酸素が不足して入院患者が死亡している「医療崩壊」の現場に投入される。
インド政府によれば、8日朝(日本時間同昼)までの24時間で新たに40万人以上の感染が確認された。24時間ごとに集計される感染者数が40万人を超えるのは3日連続。死者は4187人で、初めて4000人を上回った。
日本政府は4月30日、酸素濃縮器と人工呼吸器それぞれ300台を供与することを決めた。日本外務省は声明で「友好国、パートナーであるインドの努力を支援」すべく緊急援助を行うと説明。米国やオーストラリアと共に「自由で開かれたインド太平洋」構想実現に向け連携する日印関係の重要性を強調した。
また、これとは別に、日本政府は今月5日、55億円規模の追加支援を表明、医療機材などを提供する。インドには既に十数カ国からの支援物資が到着している。(2021/05/08-19:38)
Japan's Coronavirus Emergency Aid Arrives in India
The first batch of Japan's emergency medical aid supplies arrived in India on Saturday to help the South Asian country overcome a second wave of novel coronavirus infections.
This time, 100 oxygen concentrators from Japan will be delivered to hospitals where many inpatients have died due to the lack of oxygen supplies.
According to the Indian government, more than 400,000 people tested positive for the coronavirus in the 24 hours through Saturday morning, with the 24-hour count topping 400,000 for the third successive day.
Daily COVID-19 deaths totaled 4,187, standing above 4,000 for the first time.
On April 30, the Japanese government decided to provide 300 oxygen concentrators and the same number of ventilators to India.
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