スエズ貨物船が離礁 遮断から7日目、通航再開へ
【カイロ時事】エジプトのスエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル)が29日、立ち往生してから7日目で離礁に成功した。運河を管理するスエズ運河庁が明らかにした。潮位が2メートルに達した同日午前(日本時間同日夕)の満潮時を狙い、大型タグ船も投入した作業が奏功した。海上交通の要衝で約1週間にわたり通航が中断されたが、運河庁のラビア長官は地元メディアに、同日夜(日本時間30日未明)に再開する予定だと述べた。
コンテナ船は愛媛県今治市の正栄汽船が所有し、台湾の長栄海運が運航していた。船首が岸に接触して土砂にめり込み、動けなくなっていた。当局や海難救助チームは、船の移動を妨げていた船首周囲の大量の砂や泥を除去。総トン数22万トンに達する世界最大級のコンテナ船であるため、積み荷や船体の重量が影響して離礁は難航を極めた。
船は離礁後に北上し、運河中ほどにある湖に向け航行。船体や積み荷に異常がないか点検する。運河庁は、座礁は強風に限らず「技術的要因や人的ミスの可能性もあり得る」と指摘。離礁完了を受けて、原因の究明を本格化させる。(2021/03/30-00:09)
Stranded Container Ship Moved in Suez: Japanese Owner
The stranded Ever Given container ship has been successfully moved in the Suez Canal, officials of its Japanese owner, Shoei Kisen Kaisha Ltd., said Monday.
The vessel, one of the world's largest container ships, stopped again after its bow and stern moved 20 meters and 50 meters, respectively, according to the company based in Imabari, Ehime Prefecture.
Work to refloat the ship is expected to resume at high tide on Monday evening Japanese time.
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