NHK、契約逃れに割増金 放送法改正案を閣議決定
政府は26日、テレビを設置しているにもかかわらずNHKに受信料を支払っていない世帯から割増金を徴収できる制度の導入を柱とした放送法改正案を閣議決定した。改正案にはさらに、受信料引き下げの原資を確保するための積立金制度の創設も盛り込んだ。
武田良太総務相は閣議後の記者会見で、積立金制度に関し、「月額で1割を超える思い切った受信料の引き下げにつなげていく」と強調した。
今回の法改正により、NHKは、テレビを設置しながらも正当な理由なしに契約に応じず受信料を支払っていない世帯から、未収分を含め割増金を徴収できるようになる。割増金の額は法案成立後に定める。
一方、積立金制度は、NHKの次期中期経営計画期間(2021~23年度)に創設する。既存の剰余金(19年度末で1280億円)や毎年度の黒字部分を3年間積み立てて、次の3年間の値下げに充てる恒久的な仕組みをつくる。
このほか政府は同日、インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策として、プロバイダー責任制限法の改正案も閣議決定。投稿者の氏名や住所などの情報を開示する裁判手続きを簡易にするための新たな制度を設け、損害賠償請求に向けた被害者の負担を軽減する。来年中の施行を目指す。(2021/02/26-10:51)
Japan Govt Adopts NHK Surcharge for Viewer Fee Delinquents
The Japanese government adopted on Friday a revision to the broadcast law enabling public broadcaster NHK to collect a surcharge from households with television sets that are not paying viewer fees.
The law revision, adopted at a cabinet meeting, also calls for the creation of a system to accumulate reserve funds so that NHK, or Japan Broadcasting Corp., can reduce viewer fees.
"(The system) will lead to a drastic reduction in viewer fees of more that 10 pct per month," communications minister Ryota Takeda said at a press conference following the cabinet meeting.
NHK would be authorized to levy a surcharge, including uncollected viewer fees, from households that have not signed viewership contracts with the broadcaster without a valid reason despite owning TVs.
The amount of the surcharge will be decided after the law revision is enacted.
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