ニプロ、1瓶6回の注射器増産 新型コロナワクチン接種、月数百万本
医療器具メーカーのニプロは18日、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを1瓶当たり6回接種できる注射器を増産すると明らかにした。充填(じゅうてん)したワクチンが残りにくく、通常の注射器の1瓶5回より1回多く接種可能。ワクチンの確保が課題となる中、残って廃棄される分を減らし、接種回数を増やせるメリットがある。
厚生労働省からの増産要請を踏まえ、ニプロは「ローデッドタイプ」と呼ばれる6回接種可能な注射器の生産能力を現在の月間約50万本から数百万本に引き上げる。同社は今月上旬、同省に十数万本を納入した。増産分を国内に供給できるのは9~10月ごろになる見込みだ。同社の広報担当者は「前倒しできるよう努力したい」と話す。(2021/02/18-16:50)
Nipro to Boost Output of Syringes for Coronavirus Vaccine
Nipro Corp. said Thursday it will increase the production of syringes that can take six shots from each vial of a novel coronavirus vaccine developed by U.S. drugmaker Pfizer Inc.
Syringes of the Japanese medical equipment maker can take one more shot than other syringes, having the merit of increasing the number of shots.
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