ホンダ社長に三部専務 6年ぶりトップ交代
ホンダが八郷隆弘社長(61)の後任に三部敏宏専務(59)を昇格させる人事を固めたことが17日、分かった。6年ぶりのトップ交代で、週内にも取締役会を開いて内定する。三部氏は環境技術に精通しており、電気自動車(EV)など電動化への対応を進め、国内外メーカーとの競争で生き残りを目指す。
三部氏はエンジン開発などの部門が長く、2019年には研究開発子会社の本田技術研究所社長に就任し、電動化や自動運転分野の戦略で中心的な役割を担った。
15年に就任した八郷社長は、英南部スウィンドン工場や狭山工場(埼玉県狭山市)の閉鎖を決めるなど過剰な生産能力の削減を進めた。研究開発の軸足をEVなど電動車に移すため、自動車レースのF1世界選手権シリーズからの撤退にも踏み切った。
一方で、八郷氏は米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を強化。自動運転分野での協業に加え、北米市場でのプラットフォーム(車台)やEVシステムの共有を決めた。提携には三部氏も主導的な立場で関わっており、次期社長として電動化や自動運転の技術開発を加速させる。
三部 敏宏氏(みべ・としひろ)広島大院修了。87年ホンダ入社、14年執行役員、常務執行役員を経て20年6月専務。大阪府出身。(2021/02/17-23:58)
Honda to Promote Mibe to President
Honda Motor Co. plans to promote Senior Managing Director Toshihiro Mibe to president in the first top management reshuffle in six years at the major Japanese automaker, it was learned Wednesday.
The company will make an informal decision on the appointment at a board meeting later this week, informed sources said. Mibe, 59, will succeed Takahiro Hachigo, 61.
最新ニュース
-
東福岡、鉄壁の守備=高校サッカー
-
流通経大柏、好調山野が口火=高校サッカー
-
埼玉が3連勝=ラグビー・リーグワン
-
立民代表「大連立」に否定的=維・国幹部も足並み
-
初出場でたくましく=東海大相模、地の利で勢い―高校サッカー
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕