チーム力磨きV2=富士通、一丸で激闘制す―バスケットWリーグ

第5戦までもつれた激闘を勝ち切った。試合終了のブザーが鳴ると、富士通は全員が抱き合った。テーブス監督は「リーダーがたくさんいるのが富士通の強さ。このチームは宝物」と選手一人ひとりをたたえた。
素早い出足でプレスをかけ、リバウンドも拾ってボールを保持。攻撃では司令塔の町田を起点に5人が連動し、ボールを動かして相手をかく乱した。ゴール下へ果敢にアタックしてファウルを誘発。フリースローで19点と効果的に加点した。
王者として追われる立場となった今季は、序盤の昨年11月にパリ五輪日本代表の林咲がけがで離脱。主力を欠くピンチも26歳のガード、赤木ら地力をつけた中堅選手がカバーして皇后杯を17大会ぶりに制するなど、チーム力に磨きがかかった。
「瑠唯さん(町田)に頼り過ぎず、ボールに絡むことを意識している」という赤木は、3点シュートを4本成功させるなど、両チーム最多23得点で貢献。言葉通りの活躍を見せ「迷わず打てた」と笑った。
チームの一体感を示し、二つのビッグタイトルを手にした富士通。主将の宮沢は「私はBT(テーブス監督)が大好き。恩返しできた」とうれし涙を流した。
[時事通信社]

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