2025-04-09 19:59経済

鉄道網維持へ支援要請=石破首相に広島・長野知事ら

全国的な鉄道ネットワークの在り方を巡り知事らと面会した石破茂首相(中央)。(左端から)平井伸治鳥取県知事、湯崎英彦広島県知事。(右端から)阿部守一長野県知事、村岡嗣政山口県知事=9日午後、首相官邸
全国的な鉄道ネットワークの在り方を巡り知事らと面会した石破茂首相(中央)。(左端から)平井伸治鳥取県知事、湯崎英彦広島県知事。(右端から)阿部守一長野県知事、村岡嗣政山口県知事=9日午後、首相官邸

 石破茂首相は9日、広島県の湯崎英彦知事、長野県の阿部守一知事らと首相官邸で面会した。JR各社がローカル鉄道の赤字区間を廃止している現状を踏まえ、知事らは全国的な鉄道網維持に向けた支援を訴える要望書を提出。首相は「つながってなんぼが鉄道だ。議論を一回した方がいい」と述べ、国と地方自治体で地域公共交通の在り方を話し合う必要があるとの認識を示した。
 要望書は29道府県知事の連名。ローカル線は地方の足を支えているとして「一部でも廃止されると地域社会の衰退につながりかねない」と指摘。赤字路線の維持に対する国の責任を明確化することも求めた。
 阿部氏は面会後、記者団に「首相は鉄道事業に造詣が深い。われわれと同じような思いを共有してもらっている」と期待を示した。面会には鳥取県の平井伸治知事、山口県の村岡嗣政知事も加わった。 
[時事通信社]

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