東京株、終値1876円高=3万3000円台回復、上げ幅過去4番目

8日の東京株式市場は、前日までに大きく下げた反動で急反発した。日経平均株価は一時前日比2100円超上昇。終値は前日比1876円00銭高の3万3012円58銭で、3万3000円台を回復した。上昇幅は過去4番目の大きさだった。トランプ米政権の高関税政策への懸念は依然強いが、前日の米株式市場が比較的落ち着いた動きだったことから過度なリスク回避姿勢が後退し、買い戻しが強まった。
7日の米国市場では株価が一時乱高下する場面もあったが、主要株価指数は高安まちまちで取引を終えた。ダウ工業株30種平均も下落率が1%以内にとどまった。
これを受けた8日の東京市場では朝から買い戻しが活発化し、全面高の展開。大きく下落していた銀行株や半導体関連株の買いが目立った。円高一服が好感されたほか、日米首脳の電話会談を受けて今後の関税交渉に対する期待感も広がり、株価を支えた。市場関係者は「米政府が各国と交渉する姿勢は見えた」(大手証券)と評価した。
市場関係者からは「売りのヤマ場は越した」(銀行系証券)との声が上がる一方、米政権が仕掛けた貿易戦争の行方はまだ全く見えない状況だけに、「もう一段の下げを見込む投資家も多い」(別の大手証券)と警戒する向きもあった。
[時事通信社]
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