加藤兄弟、ロスへ再出発=自力でスポンサー探し―体操
体操男子で2016年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルを獲得した加藤凌平さん(31)が、指導者として弟の裕斗(28)とともに28年ロサンゼルス五輪を目指している。「裕斗は練習から真面目なタイプ。仕上がりがいいし、今年はかなり期待が持てる」。10月の世界選手権(ジャカルタ)代表選考会を兼ねる全日本個人総合選手権(17日開幕、群馬・高崎アリーナ)に向け、兄は優しいまなざしを送る。
逆境が訪れたのは昨夏だった。ジュニア時代から所属していたコナミスポーツ側から、社会人選手の活動休止を告げられた。「これから成績を残せると確信していた時だったのに…」と、裕斗は当時の不安な心境を振り返る。
わらにもすがる思いで、拠点を置く埼玉県草加市のスポーツ振興課に相談。地元の商工会議所を通じて支援に名乗りを上げたのが、市内で産業廃棄物収集などを行うエスシーエス社だった。兄弟そろって契約社員として迎え入れた同社の鈴木努社長は「こんなに一生懸命な選手が続けられないのは損失」と熱く語る。
ただ、懸念もある。加藤兄弟によると、これまで拠点にしていた草加市のコナミスポーツ体育館が、同社側の都合で6月以降は使用できない見通しになった。2人は今月3日に草加市の山川百合子市長を訪れ、同体育館使用への協力を依頼。市長は「どういう形になるか分からないが、可能な形で検討したい」と応じた。
[時事通信社]
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