古豪復活へ新プロジェクト=明大、7年後の箱根駅伝Vへ

東京箱根間往復大学駅伝競走で総合優勝7回を誇る古豪の明大が、再起を懸けた新プロジェクトを始動させた。2023年まで東京国際大を指揮した大志田秀次氏(62)が、今月1日付で駅伝監督に就任。大学側も活動資金など駅伝部門への支援を強化し、同大創立150周年となる31年度(32年1月)に箱根駅伝総合優勝を目指す。
明大は1920年の箱根駅伝第1回大会に出場した4校「オリジナル4」の一つ。2012年に総合3位に入ったが近年は低迷し、昨年度は予選会12位で7年ぶりに本大会出場を逃した。1949年を最後に総合優勝から遠ざかっている。
競走部の園原健弘監督は「次元を超えた低成績。新しい血を入れなかったら改革はできない」と危機感を抱き、昨年11月に大志田氏に駅伝監督を打診した。同氏は2011年に東京国際大で駅伝部の創部と同時に監督に就き、16年に箱根駅伝初出場。20年には総合5位に導いた。実業団のホンダでエグゼクティブアドバイザーを務めるなど豊富な経験と実績がある。
大志田氏は再建を託された当初は断ったが、「素質がたくさん眠っている面白いチーム」と感じ、大役を引き受けた。選手の移動用にマイクロバスを確保。選手が定期的に血液検査を受けられるような体制も整えるなど改革に早速着手し、「必ず明大を強くしていきたい」と意気込む。
選手が主体的に取り組み、明るいチームづくりをする方針。今季の目標は箱根駅伝予選会の突破と、本大会でのシード権獲得だ。近年は高速化が著しい箱根路で、紫紺の伝統のユニホームが輝きを取り戻せるか。
[時事通信社]

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