N党立花氏襲撃、男起訴=東京地検が殺人未遂罪で―警視庁「迅速確保すべきだった」

東京・霞が関の経済産業省前で政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)がなたで切り付けられた事件で、東京地検は4日、殺人未遂と銃刀法違反(所持)の罪で、無職宮西詩音容疑者(30)を起訴した。
地検は認否を明らかにしていないが、同容疑者は逮捕後、「他の議員を自殺に追い込むようなやつだからやった」などと供述していた。
起訴状によると、宮西容疑者は3月14日、経産省前の歩道で殺意を持って立花氏の頭部を刃渡り約16センチのなたで切り付け、3週間のけがをさせたなどとされる。
一方、起訴を受けて警視庁警備1課は4日、事件後の警察官の現場対応を報道陣に説明した。一般人が取り押さえた宮西容疑者の身柄を警察が引き取るまで数分を要したと明かし、「警察官による(身柄の)確保は速やかにするべきだった」との見解を示した。
立花氏は3月16日投開票の千葉県知事選に立候補しており、事件当時、路上で支援者らと写真撮影をしていた。同課によると、立花氏の周辺では丸の内署員4人が警戒。襲撃を受け、宮西容疑者が周辺に残した閃光(せんこう)手りゅう弾への対応や立花氏の避難誘導、集まった聴衆の安全確保に当たった。
この間、宮西容疑者は近くにいた一般人に取り押さえられ、4人とは別の警察官が身柄を引き取るまで数分かかった。警備1課は4日までに、突発事案に応じた訓練や適切な現場指揮などを各署に指示し、丸の内署幹部を指導した。
[時事通信社]
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