警戒した右、止められず=重岡優「俺が弱かった」―ボクシング世界戦

照明の当たらない暗い通路を引き揚げる。控室のいすに腰を下ろすと、重岡優はぽつりと言った。「弱かったな、俺が」。倒れはしなかったが、それくらいの完敗。奪われた緑のベルトを取り返せなかった喪失感は大きい。
序盤から劣勢だった。前後にステップを踏んで流れをつくろうとしたが、警戒していたノーモーションの右にやられた。相手が二重に見えるようになり、捉えられない。「攻めるどころか、相手がどこにいるか分からなかった」と悔しがった。
冬にフィリピンへ武者修行に出た。海外では初めてというスパーリング合宿で自分と向き合い、「心身とも得るものが多かった」。荒々しい攻めが持ち味だが、今回は体の使い方や守備を強化。「僕のスタイルはこうあるべきだ、と見えた」という自己改革は実らなかった。
終盤まで手は出した。氷で右目周辺を冷やしながら「諦めなかったのが唯一、成長できたことかな」と言う一方で、「この前より悔しくないのが悔しい」。今後は一つ上のライトフライ級への転向も視野に入れる。この敗戦を糧にしなければならない。
[時事通信社]

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