予算案の年度内成立確認=「暫定」編成見送り―自公幹部
自民、公明両党の参院幹部は24日、国会内で会談し、2025年度予算案を年度内に成立させる方針を改めて確認した。成立が4月にずれ込んだ場合に必要となる暫定予算案は編成しない。野党が参院での審議時間を計80時間に積み増すよう求めていることを踏まえ、29、30両日の土日に参院予算委を開くことも検討する。
会談には自民の武見敬三参院議員会長、公明の谷合正明参院会長、両党参院の幹事長、国対委員長が出席した。この後、自民の松山政司参院幹事長は記者団に、暫定予算の編成には「3日程度かかる」と説明。「充実した審議を行って、あくまで年度内成立を目指すことで合意した」と明らかにした。
これに前後して、自民の石井準一、立憲民主党の斎藤嘉隆両参院国対委員長が断続的に協議。斎藤氏が暫定予算案の編成を求めたのに対し、石井氏は拒否しつつ、審議時間の確保には柔軟に対応する考えを示した。斎藤氏は記者団に、土日の審議に関し「野党として納得できればそういう判断もあるのではないか。排除する気はない」と語った。
[時事通信社]
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