ファタハ、ハマスは権力移譲を 「パレスチナ人の存立」守るため
【ガザ市AFP=時事】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長率いる主流派ファタハは22日、対立するイスラム組織ハマスに対し、ガザ地区におけるパレスチナ人の「存立」を守るため権力を放棄するよう求めた。≪写真は資料写真≫
ファタハの報道官はガザからAFPに送ったメッセージで、「ハマスはガザとその子どもたち、女性、男性に同情を示さなければならない」と主張。ハマスに対し「統治から退く」よう求め、ガザで権力を握り続けるなら、「これからの戦いがパレスチナ人の存在の終焉(しゅうえん)につながることを十分に認識する」べきだと呼びかけた。
ハマスは2007年、ファタハ主導のパレスチナ自治政府からガザの権力を奪取。その後、和解の試みは失敗している。
ガザは、2023年10月7日のハマスや他のパレスチナ武装勢力による越境攻撃に対するイスラエルの報復攻撃で壊滅的な被害を受けている。
ハマスは、戦争が終わればガザ支配を返上する用意があると繰り返し表明しているが、武力の放棄は断固拒否している。
ハマスの報道官は22日の声明で、「(戦後の)ガザ統治をめぐるいかなる協定も受け入れる用意ができており、統治に関与するつもりはない」と述べた。その上で「われわれにとって重要なのは民族としての合意だ」とし、戦後のガザ統治と復興を監督するために専門家とテクノクラート(専門知識を持つ官僚)から成る独立委員会を設置するというエジプトの提案を支持していることを示唆した。
アッバス議長は、同委員会には、ヨルダン川西岸のラマラに拠点を置くパレスチナ自治政府への報告義務を持たせるようにすべきだとしている。同議長は、自治政府がガザを統治する唯一の正当な機関だと主張しているが、イスラエル政府はこれを拒否している。【翻訳編集AFPBBNews】
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