十勝や東北・北陸大雪に温暖化影響=最大10%も降雪増―気象研など

気象庁気象研究所と東京大、京都大の研究チームは19日までに、2月上旬の北海道十勝地方や東北日本海側・北陸付近の大雪には地球温暖化が影響していたと発表した。気温や海面水温が上昇して大気中の水蒸気量が増えた状態だったため、寒気が流れ込んだ際に雪となって降る量が多くなったと考えられるという。
研究チームがコンピューターでシミュレーションを行った結果、2月3~4日の十勝地方付近の24時間積算降雪量は温暖化がなかった場合に比べ、約5%増加。降雪がピークとなった3日午後11時から4日午前5時に限ると、降雪量は約10%も増加していた。
同庁の実際の観測データでは、帯広市の4日午前9時までの12時間降雪量は120センチに上り、国内観測史上最多記録を更新した。当時は海水温が非常に高い三陸沖で低気圧が発生し、北東へ進んでいた。
一方、2月3~9日の東北日本海側・北陸付近では、積算降水量が10ミリ以上の陸地で平均すると、7日間の積算降雪量は温暖化がなかった場合に比べ、約6%増加していた。平地か山地かで分類すると、雪が雨に変わりやすい標高100メートル未満の平地が約4%増加だったのに対し、同500メートル以上の山地は約7%増加となった。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
日野自に制裁金2370億円=認証不正で罪認める―米
-
地下鉄サリン事件から30年=遺族ら、霞ケ関駅で犠牲者悼む―東京
-
米大リーグ・ドジャースの大谷、年収150億円=20のブランドと契約―米メディア
-
高校野球・監督談話
-
西日本短大付の中野、粘り強く完封=高校野球・大垣日大―西日本短大付
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎