米宇宙飛行士、ようやく帰還=ISS滞在、8日が9カ月に
【ワシントン時事】宇宙船の不具合などのため国際宇宙ステーション(ISS)に取り残されていた米国人飛行士2人が米東部時間18日、地球にようやく帰還した。宇宙での滞在は当初8日間の予定だったが、たびたび帰還が延期され、約9カ月間に及んだ。
2人は航空宇宙局(NASA)のバリー・ウィルモア氏とスニータ・ウィリアムズ氏。2人を乗せた米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が18日午後6時(日本時間19日午前7時)ごろ、南部フロリダ州沖にパラシュートで着水した。
2人は昨年6月、米航空大手ボーイングの宇宙船「スターライナー」でISSに到着した。しかし、飛行中に生じた機体の不具合を受け、NASAは安全性の懸念からスターライナーでの帰還を断念していた。
今年1月に就任したトランプ大統領は「(2人は)バイデン前政権によって宇宙で事実上見捨てられた」と主張。スペースXを率いる実業家イーロン・マスク氏に2人を帰還させるよう求めていた。
[時事通信社]
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