17歳長男を少年院送致=両親刺殺「同情すべき点」―横浜家裁
相模原市南区の自宅で昨年2月、長男(17)が両親を刺殺した事件で、横浜家裁(岸野康隆裁判官)は17日、殺人などの非行内容で送致された長男を第1種少年院送致とする保護処分を決定した。
岸野裁判官は、刃物で多数回刺すなど「非行の問題性は非常に大きい」と指摘する一方、「両親の不適切な養育が原因で、家庭が安心できる居場所になっていなかった影響が大きい。経緯や動機には同情すべき点がある」とした。
その上で「改善更生を図るため、専門的な見地から教育を施すことが望ましい」として少年院に収容するのが相当と判断。期間については「相当長期間を確保すべきだ」とした。
決定によると、長男は高校1年だった昨年2月、自宅で父=当時(52)=と母=同(50)=の首などを刃物で突き刺して殺害した。
横浜家裁は同4月、刑事処分が相当として検察官送致(逆送)していた。少年は起訴されたが、横浜地裁は今年2月、同家裁へ再度移送する決定をした。
[時事通信社]
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