2025-03-17 16:33World eye

バチカン、ローマ教皇の写真公開 1か月前の入院後初

【バチカン市国AFP=時事】フランシスコ教皇は先月14日、両肺の肺炎によりローマ市内のジェメッリ大学病院に入院して以来、公の場に姿を見せていない。医師団は数週間にわたり「予断を許さない」との見方を示していた。≪写真は、肺炎で入院中の伊ローマ市内の病院の礼拝堂でミサを共同司式するローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇≫
 公開された写真では、教皇は車いすに座り、白いローブと紫のストールを着用している。通常かぶっている白い帽子は身につけていない。バチカンによると、写真は16日朝に撮影されたという。
 右側後方から撮影されたため顔全体は見えないが、教皇は目を開け、下方を見ている。
 バチカン広報室は、写真のキャプションに「今朝、フランシスコ教皇は病院の10階にある礼拝堂でミサを共同司式した」と記した。
 入院以来、教皇はサンピエトロ大聖堂でミサを司式することができず、またミサ後に広場に集まった信者に向けて「お告げの祈り」を直接届けることもできていない。
 しかし16日の早い時間にバチカンが発表した「お告げの祈り」のメッセージの中で、教皇は自身の健康の脆弱(ぜいじゃく)さを認めつつ、回復を祈る人々に感謝の意を示した。
 「私は試練の時に直面する中で、これらの思いを皆さんと分かち合っています。私は今、私と同じように弱っている多くの兄弟姉妹たちと共にあります」
 「私たちの肉体は弱いものですが、それでもなお、愛し、祈り、自らを捧げ、互いに寄り添い、信仰の中で希望の光を放つことを妨げるものはありません」
 フランシスコ教皇の容体は過去1週間で着実に回復している。バチカンは先週末、教皇の容体が安定していると発表した。しかし、依然として病院での治療が必要な状況が続いている。【翻訳編集AFPBBNews】

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