日本と関係深いドジャース=野茂、石井、黒田らプレー―米大リーグ

18、19日に行われるカブスとの開幕シリーズ(東京ドーム)で来日したドジャースは、日本人にとってなじみのあるメジャー球団の一つ。日本人の母を持ち、沖縄で生まれたロバーツ監督は「とても興奮している。日本の応援は素晴らしいし、選手たちが声援を受けるのが楽しみ」と胸を躍らせやって来た。
多くの日系人が住むロサンゼルスに本拠を置き、スタッフにも日系人は多い。これまで野茂英雄、石井一久、黒田博樹ら名選手がプレーした。大谷と山本が加入した昨年からは日本企業と次々にパートナーシップ契約を結び、今年も関係を継続している。キャンプ地の試合後の監督会見では「背景」となる専用のボードが用意され、そこに唯一表記されているスポンサー名が日本語で「木下グループ」。企業は日本選手だけでなく、チームと深い関係を築いている。
フリードマン編成本部長は前回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前の2023年2月に宮崎を訪れ、日本代表の合宿を視察した。「たくさんのファンがいて驚いた。同時に、彼らはいろいろなチームの帽子をかぶっていることに気付いた。エンゼルスやカブス、ヤンキース。ドジャースは勝つことが大事だと思った」。市場の大きさや人気拡大の必要性を再認識したようで、日本選手の積極的な獲得につながったかもしれない。
ドジャースは親善試合などのため1956、66、93年に来日。日本でのプレーは32年ぶり4度目になる。
[時事通信社]
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