2025-03-15 12:47

「兵庫県議自殺の報道で殺意」=逮捕の男、SNSで街宣予定把握か―N党立花氏襲撃・警視庁

 東京・霞が関の経済産業省前で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が街宣活動中、なたで切り付けられた事件で、逮捕された無職宮西詩音容疑者(30)=東京都杉並区久我山=が「兵庫県議が自殺したというニュースを見て、殺意を抱くようになった」と供述していることが15日、警視庁捜査1課への取材で分かった。
 同容疑者は県議の自殺の原因が立花氏にあるとした上で、「演説の動向はX(旧ツイッター)やYouTubeで情報を得ていた」と説明。同課は同容疑者が以前から襲撃の機会をうかがっていた可能性もあるとみて調べている。
 同課によると、同容疑者は「兵庫県議が自殺したというニュースを見て、殺意を抱くようになった」「殺傷能力が高く、容易に入手できるので、なたを使った」などと供述している。
 これまでに兵庫県議との面識や同県との関係は確認されていないという。 
 立花氏は、斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった元県議の男性をSNSなどで批判。男性は昨年11月に県議を辞職し、今年1月に死亡した。自殺とみられている。
 事件は14日午後5時10分ごろ発生。支持者との写真撮影会中だった立花氏は首や耳などを切り付けられ、1カ月の重傷を負った。
[時事通信社]

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