2025-03-05 16:08スポーツ

佐々木160キロデビュー=故郷に届けた雄姿―米大リーグ・ドジャース

 今オフの移籍市場で大きな注目を集めたドジャースの佐々木がデビュー戦で実力を証明した。2番手で登板し、3回2安打無失点、5奪三振。「ワクワクした気持ちと不安があった。マウンドに立ってからは集中して、雰囲気をかみしめながら投げることができた」
 歓声を受けて五回から登場すると、初球はいきなり99.2マイル(約160キロ)。「良いフォームで、良い強さで投げられた」と遊ゴロに打ち取った。1死一、二塁からは2者連続で見逃し三振に。直球に力があり、武器のフォークも切れ味抜群。山本が先発し、大谷が1番で出場した「侍トリオ」共演の一戦で、存在感は際立っていた。
 ロバーツ監督は「直球は球速が出ていて、フォークは鋭く落ち、左右にも動く。素晴らしかった。ドジャースにとって良い夜になった」と高く評価。次回は11日のガーディアンズ戦に先発させる考えを示した。
 岩手・大船渡高出身の佐々木は山林火災の延焼が続く大船渡市に災害見舞金1000万円に加え、避難所などで使用する掛け布団や枕などの寝具500セットを送った。「自分なりに考え、足りているかを確認した上で、(寄付を)させていただいた」。故郷に雄姿を届け、「目の前の試合に集中して準備した。これからもそういう積み重ねでやっていく」と語った。(グレンデール時事)
[時事通信社]

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