2025-02-28 19:52スポーツ

名前非公表、自主申告に配慮=オンラインカジノ利用の14人―NPB

 日本野球機構(NPB)の中村勝彦事務局長は28日、前日に計7球団、14人が過去のオンラインカジノ利用を自主申告したと発表した際、名前を公表しなかった理由を説明した。「すぐ公表となると練習ができなくなるとか、環境まで奪ってしまう。罰はもちろん受けるが、自主的に申し出たので選手にも寄り添って、短い選手生命だからきちっと活動させてあげたい」と語った。
 野球協約が禁じている野球賭博の申告はなかったため、NPBは各球団に処分や警察への対応を一任。広島の鈴木清明球団本部長は「個別のことについては何も言えない。(該当者がいた場合は)法律的な処分が決まれば、それを受けてという形になる」と話した。中日の堀中寛樹広報部長も「他球団もそうだと思うが、うちとしてもNPB発表が全て」と述べた。 
 NPBが自主申告を呼び掛けるきっかけとなったオリックスの山岡泰輔投手は、カジノ利用の情報を入手したNPBからの依頼で球団が調査し、海外のサイトでポーカーゲームの大会に参加していたことが判明。球団の判断で名前が公表され、活動を自粛している。
[時事通信社]

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