新たに14人、重い事態=各球団、処分の判断難しく―オンラインカジノ・プロ野球
過去にオンラインカジノを利用したことのあるプロ野球選手や球団関係者が、新たに7球団で計14人いることが判明した。野球協約第180条で禁じられている野球賭博の申告は現時点ではなく、球界として最悪の事態とはなっていないが、オンラインカジノは違法行為。NPBの中村事務局長は「非常に重く受け止めている」と厳しい表情を浮かべた。
14人への処分は、警察への対応を含めて各球団に委ねられる。一人ひとりの利用頻度や金額などにばらつきもある。3月28日のシーズン開幕が迫る中で、公正性に配慮した難しい判断が求められる。
球界では1969年に八百長行為が発覚した「黒い霧事件」が起こり、97年には複数の選手が脱税して出場停止に。2015年には野球賭博などで巨人の3投手が無期失格処分となった。金銭の絡んだ不祥事は何度も繰り返されており、改めて徹底した啓発活動が必要になる。中村事務局長は「(研修会の)回数を増やすとか、認識を高めてもらえるような方策を取らないといけない」と危機感をあらわにした。
[時事通信社]
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